
物理と地学を担当に持ちながら、ソフトボール部の顧問をしている平見亜輝彦先生は、大学の教育学部を卒業後、鴎友学園に着任しました。先生が最初に強い印象を持ったのが、放課後の活発なクラブ活動。学生時代にスポーツに打ち込んでいた平見先生にとって、それはとても好感の持てることでした。
「どんなスポーツでも同じですが、自分だけでなく相手があって初めてできるものなので、感謝の気持ちが大切です。グラウンドに向かっての礼から、試合相手へのあいさつ、練習前と後のあいさつなど、スポーツでは、あいさつの習慣を重視します」。生徒たちは、小さな事と思っていた「あいさつ」の持つ大きな意味に、クラブ活動を通じて気づくのです。
鴎友学園では、校友会という全体組織の中に、生徒会、委員会、クラブ活動が入っています。クラブに限らず、全ての校友会活動は生徒たちの自主運営で進めているので、さまざまな事柄を話し合いで決めています。
ソフトボール部の場合、練習メニューは生徒たちが今の自分たちに必要なものは何か考え、先生に提案していきます。毎年夏の合宿には卒業生たちも指導に訪れ、クラブを盛り上げてくれます。学園全体としても、生徒のクラブ・同好会加入率は中学生で100%近い活況ぶりです。


「学業とクラブ活動には合い通じるものがたくさんあります。自分に何が足りないかを考え、克服するために何をしたらいいか考える。それはスポーツも学業も一緒です」。平見先生によると、試合後にスコアを分析し、よかった点とよくなかった点、それを次にどう活かすかという知的な振り返り方に、鴎友の生徒は強さを発揮するのだそうです。
「大学受験でも、最後にものをいうのは粘り強さ。気持ちを強く持つこと。クラブ活動はそういった力を培ってくれる貴重な機会だと思います」。「鴎友に来たからには、勉強だけではなく、委員会やクラブなどに参加してほしい。価値ある体験に必ずつながっていきますから」。エネルギーあふれる学園生活の雰囲気が、先生の言葉の端々からうかがえます。




