鷗友徒然草

【鷗友徒然草】創立89周年記念式典

DATE : 2024/05/25

今日は創立89周年記念式典がありました。
創立記念日は5月27日ですが、例年5月の最後の土曜日に全校生徒が体育館に集まり式典に参加します。

奏楽のピアノのあと、理事長先生、校長先生からの式辞がありました。
校長先生のお話のなかには、他校の生徒から「大雨の日に鷗友生が傘を貸してくれて、感動した」という電話がかかってきたことをあげて、大きな事ではなくても、このような日頃からの「慈愛と誠実と創造」を日常的に実践してくれる人がいることを誇らしく感じた、というものがありました。

またPTA会長と校友会会長からの祝辞がありました。
創立記念式典では毎年、卒業生からのお話を聞きます。今年度は66回生の福田和子さんによる「生きづらさから自由になる!卒業から10年を経て思うこと」というお話でした。福田和子さんは、本校を卒業後大学に進学、その後スウェーデンに留学したことをきっかけに日本での性と生殖に関する健康と権利(SRHR)実現を目指す活動をしています。本校での学生生活から今に至るまでに、「知」や「人」の力があったこと、今おこなっていること、についてお話し下さいました。

祝歌のあと、永年勤続の先生の表彰がありました。今年は勤続40年が3名、勤続30年が4名、勤続20年が1名、勤続10年の2名の計10名の教職員の表彰があり、そのうち6名からお話をうかがいました。
式典の最後には校歌がありました。

さらに今年度は創立記念式典に引き続き、理事長退任式がありました。
理事長先生は1969年に本校にいらっしゃり、55年の長きにわたり数学科の教員として、校長先生として学園を導いて下さいました。理事長先生は、ご自分の鷗友学園でのお仕事の中で印象に残った出来事などをお話ししてくださいました。理事長先生、学園のためにご尽力下さりありがとうございました。

午後にはホールでゆきわ会総会、そして学習室でゆきわ会茶話会が開催され創立を祝う一日となりました。

生徒の感想です。
「卒業生の福田さんが中学生のころに見たパレスチナのドキュメンタリー映画をきっかけに、外国の人々のためにボランティアを始めたり、鷗友を卒業してからは国連や東大でジェンダー平等のための仕事をしているというお話を聞きました。大人になった今も中学生の時に「やりたい」と思った日本だけでなく外国の人のためにもなる仕事をしていてかっこいいと思いました。私も大人になっても続けたいと思えるようなことを見つけられるといいなと思います」
「今日の89周年創立記念式典では、永年勤続で表彰されていた先生方、事務の方々の話が心に残りました。みなさん、一人一人がいろいろな辛かったり、楽しい経験を通して、今、この鷗友学園で私たち生徒と様々な面でつながり、助けてくださっているということを実感できました。今までの、長い鷗友学園の歴史は多くの方々の希望、力によって支えられてきているということを心にいだき、これからも鷗友学園の学校生活を日々仲間と共にはげんでいきたいです」

 

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