国際理解教育Education for International
鷗友学園がめざすグローバル人材に必要な力
鷗友学園女子中学高等学校のグローバル教育は、授業・ホームルーム活動・国際理解教育プログラムの三つの柱で成り立っています。
国際理解教育プログラムは、すべて希望者対象となっています。
自らが選び挑戦することで、自分の枠を超え世界にはばたくことができます。
欧米圏やアジア圏など海外で学ぶプログラム、国内・学内で学ぶもの、オンラインで学ぶものがあります。
選考は日本語による志望理由書や英語での自己紹介文の提出、事前のワークショップヘの参加などによリ行われます。
鷗友学園がめざす
グローバル人材に必要な力
創造性
英語力
鷗友学園のグローバル教育の取り組み
Lesson
授業
英語力を培い、異文化理解を深めるだけでなく、自国の歴史文化や言葉への理解を深めることを 大切にしています。しっかりとした足場を築いた上で、世界にはばたくことを目指しています。
Home room
ホームルーム
ホームルーム活動においては、自己を見つめ他者を理解することを重視しています。中学1年生と2年生では、アサーショントレーニングによって、多様な価値観の中で互いを尊重しながら率直に自己表現する力を養います
Program
国際理解プログラム
欧米圏だけでなくアジアにも目を向け、様々なプ ログラムを用意しています。自ら選んで参加するもので、希望者多数の場合は選考があります。
Program
Traveling
渡航プログラム
Domestic
国内プログラム
Online
オンラインプログラム
渡航プログラム
現地派遣予定
Choate Rosemary Hall Summer Program
チョート校サマースクール
対象高1、高2
期間7月中 2週間
大統領などの著名人を多く輩出するアメリカ合衆国屈指の名門プレップスクール、Choate Rosemary HallのSummer Programに参加します。アメリカ合衆国国内だけでなく世界中から集まってくる留学生たちとともに、Choate Rosemary Hallが行う本格的な授業に参加します。宿泊するのはChoate校の寮です。
現地派遣・オンライン
Hana Academy Seoul International Symposium
ハナ高校国際シンポジウム
対象高1、高2
期間5月~ 6月にリサーチ。5月~7月の日曜日に、国内参加校とのセッションやリハーサルなどが3~5日程度あり。7月に韓国ソウルのハナ高校で行われるシンポジウムに出席。
韓国のハナ高校が主催する国際シンポジウムに参加します。2020年~2023年はオンラインで実施されました。2024年度は韓国で対面の開催となりました。毎年、設定されるテーマに対し、3人1チームでリサーチをし、問題解決のための取り組みを提案していきます。例年、香港、タイ、ブルガリアなどの生徒が参加して、熱い議論を交わしあいます。シンポジウム本番では、ハナ高校の生徒たちがファシリテーターを務めてくれます。日本国内参加校との練習会では、OBやOGも協力してくれます。現地で開催する場合は、1週間程度、韓国に滞在。シンポジウム開催期間中は、基本的にハナ高校の寮に滞在します。ホストシスターがついてくれて、深い交流ができます。
Cheltenham Ladies' College Summer course
チェルトナム・レディース・カレッジ・サマーコース
対象中3、高1
期間8月上旬~中旬(2週間程度)
ロンドン北西部コッツウォルズ地方のチェルトナムにある、1857年創立の私立女子名門校が主催する夏季プログラム。House(寮)に2週間滞在します。午前中はカレッジの教員による英語の授業を受け、午後は卒業生の案内でオックスフォードやロンドンなど近郊の町に出かけたり、スポーツやお菓子作りに挑戦します。英語を学ぶだけでなく、英語で文化を学ぶプログラムです。
アメリカ合衆国大学夏季研修
対象高1、高2
期間7月下旬(10日間程度)
世界中から学生・研究者が集まるアメリカ名門大学に滞在し、現地学生や非英語圏の中高生と交流を深めながら、世界に目を向け視野を広げるためのリーダーを育てる研修。主体性・探究力・対話力が求められます。過去にはYale大学、2023・2024年度はFordham大学で実施。2024年度は、午前はレベル別の英語クラスに参加し、非英語圏の様々な国籍の留学生と共に学び交流しました。午後は主にエクスカーションに出かけ、New York市内観光や自由の女神、メトロポリタン美術館、Colombia大学などを見学しました。一日は現地の公立校を訪問し、アメリカの高校生と交流しました。夜は鷗友学園のための特別授業「Evening Session」があり、現地の大学院生や社会人がファシリテーターとなって、自分の生き方や進路について深く考えるディスカッションを行います。
国内プログラム
国内対面実施
Double Helix: Translational Medicine
ダブルヒーリックス トランスレーショナル・メディスン
対象高1~高3
期間7月下旬の5日間(予定)
オクスフォード大・ケンブリッジ大などで学んだ医学博士が来日し、巣鴨学園で医療に関連するセッションを行います。 2024年度は、 チーム医療について、 血液学、救急医療、健康についてなど本格的な内容をわかりやすく展開してくださいました。英語でのセッションはもちろん、他校生徒との意見交換が刺激になります。
国内対面実施
Double Helix: Ichikawa x Ohyu
ダブルヒーリックス 市川 × 鷗友
対象中3~高3
期間7月下旬または8月下旬の5日間(予定)
オクスフォード大・ケンブリッジ大や同レベルの大学からトップクラスの研究者や専門家、イギリスなど世界各地の大学や高校で実際に授業をしている先生方などが来日し、セッションを行います。様々な分野の専門家が、同じテーマでアプローチしてくださいます。2024年度は、歴史学、医学、生物の先生が担当してくださいました。他校の生徒と対面で思いきり意見交換をしていきましょう。
Global Studies Program
グローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)
対象中3、高1
期間夏休み中の5日間
プログラムを通じて自らの個性と才能に気づき、グローバルな課題に向き合い、リーダーとしてのアクションを起こすことを学ぶ。5コマ×5日間、英語のみの授業。世界各国の留学生がファシリテーターとなり、グループワークを行う。ディスカッションとプレゼンテーションが多く取り入れられ、国内にいながら英語漬けの環境で学べるプログラム。2024年度は7月下旬に実施、2025年度も夏休み中に実施の予定。
Global Studies Program Foundation
グローバル・スタディーズ・プログラム・ファウンデーション(GSPF)
対象中学生(主に中1・中2)
期間冬休み中2日間(6コマ×2日)
2024年度冬開講の新プログラム。GSPの基礎版で英語を学びはじめた中学生が、より積極的に英語を話せるようになるためのプログラム。英語力は問わない。この講座をきっかけにして、広い世界に興味を持ち、英語学習へのモチベーションにしてほしい。鷗友学園校内で実施。
6~7人のグループに1人留学生がつき、ワークショップを中心に、2日間オールイングリッシュで授業を行う。日々の授業のアウトプットに、また世界各国から日本の名門大学に留学している学生の国の文化や考えを知る。
オンラインプログラム
Across the Uni-verse
アクロス・ザ・ユニバース
対象中2~高2
期間10月下旬より7週間(鷗友学園の学校行事に合わせて実施)
将来、留学や海外渡航プログラムに参加したい人に向けた準備講座。オンラインの自主学習ツールを用いて、7週間日々自習しながら英語で学ぶ姿勢を養います。英語圏だけでなく、世界各国の話し手による英語に触れることができます。アウトプットの場として、4回のオンラインでのグループワークショップが用意されており、最終プレゼンテーションでは、英語で鷗友学園を紹介する動画を作成します。定期考査や修学旅行などを避けて、鷗友生に合わせた日程が組まれており、英語に自信のない人は日本語の解説動画もあるので、国際理解教育プログラム初心者におすすめのプログラムです。
Double Helix Online
ダブルヒーリックス・オンライン
対象中3~高2
期間12月~3月 ※考査期間中を除く
オクスフォード・ ケンブリッジなどの大学で研究されているトップクラスの教授陣によるオンライン・プログラム。課題をオンラインで提出、週末に教授とZoomで議論し合うことが出来ます。医療をテーマにした教授陣によるプログラムだけでなく、普段考えていることをアウトプットしていく自己振り返りの時間(日本語版・英語版それぞれあり)も毎年好評です。オリエンテーションや途中に対面セッションを予定しており、他校の生徒からも刺激を受けられます。
Target students
対象学生の表
① 渡航プログラム
② 国内プログラム
③ オンラインプログラム
Interview
国際理解プログラム参加者にインタビュー
Double Helix
参加しようと思ったきっかけは?
国際部から医学部進学を志す人向けと紹介があり、説明会に参加しました。講師の先生方の経歴など、ひかれる部分が多く、参加を即決しました。
そのプログラムではどのようなことをしましたか?
医療倫理・免疫学・医療格差の3つのテーマから 1 つを選び、世界の医療の現状と、医療現場で必要なチームーワークについての講義が英語で行われました。先生方の経験を踏まえたmotivation curveのプレゼンテーションを聴き、ホームルームでは与えられたテーマについで講義で習ったことを踏まえた発表を計画しぶ最終日に発表を行いました。講義はディスカッションを積極的に行うアクティブラーニング形式で行われ、先生方とのコミュニケーションはもちろん、生徒間の会話も英語で行われました。
プログラムを通して感じたことは?
多言語での会話や学びにおいては、臆さないことがもっとも重要であると痛感しました。特に私たち鵬友生はAll Englishの授業などで、speakingやreadingに関してハイレベルなプログラムに通用する力を持っていると思います。参加して吸収できる人との違いはどれだけ臆せず英語を話せるかではないでしょうか。
Choate Summer Programs
参加しようと思ったきっかけは?
海外で周りの人に日本語が伝わらないという状況の中、襲ってくるであろう様々な困難を乗り越えることによって、それに立ち向かうメンタルを鍛えられたらいいなと思い、参加しました。
そのプログラムではどのようなことをしましたか?
海洋学コースを選択しました。2週間のうち3回フィールドワークの授業があり、水族館に行ったり、教室の外で体を動かしながら学んだり解剖実験をするなど、かなりアクティブな授業でした。毎日宿題があり、毎日、前日の授業の復習テストがあったので、それらの勉強をするのが大変でした。最終課題であった2週間の授業の総まとめ動画を作る課題はかなり苦労しましたが、自分の納得のいく動画を作ることができ達成感を感じました。
プログラムを通して感じたことは?
渡航前の書類の準備や、アプリケーションフォームの入力、授業の宿題やテストがかなり大変で挫けそうにな ったこともありましたが、最後までやり遂げられたことで精神力が鍛えられたと思います。そして、もっと英語力を高めたいというやる気にも繋がりました。