社会科は「暗記科目」ではなく、「世の中について考える教科」です。 6年間で、地理・日本史・世界史・現代社会・倫理・政治・経済の分野を学び、自分とは何か、社会はどのようになっているか、その社会の中で人間として自分はどう生きるのかを考えます。高校2年・3年では選択科目を置いていますが、単なる「受験技術」にとどまらず、大学での学問研究、さらには社会に出てからも応用できる力を養成しています。
鷗友学園の社会科では、実際に見ることや調べて発表する活動を多く取り入れています。特に中学3年の現代社会では、自ら研究テーマを決め、その問題の構造・背景を理解し、解決方法などを考えて自分の言葉でレポートや小論文を書きます。また、各自の研究の成果をクラスで発表し、それをもとに討論も行います。公民では、株式学習ゲームを体験することで、社会の動きを実感しながら、政治的・経済的分野について学んでいきます。
社会科では、地理・歴史・倫理・政経などたくさんの分野を学びますが、これらの知識を身につけることがゴールではありません。その知識を道具として、今世の中で起きている様々な問題を、様々な視点で見つめ、分析し、解決していく力を育てましょう。授業を通して、世界と自分がどんな関係にあるのか、自分には何ができるかを見つけてほしいと思います。