2017.01.13
鷗友学園は初代理事長・3代目校長だった石川志づ先生が芸術関係に造詣が深かったこともあり、音楽や美術の分野にもすばらしい人材がそろっています。
音楽評論家の湯川れい子さんが世田谷区の広報紙「せたがや」で保坂展人区長と対談したことはお伝えしましたが、
狛江市の広報紙「こまえ」には、2017年1月1日号の冒頭、狛江市長高橋邦彦氏、本校卒業生の飯守朝子さんとその大叔父にあたる世界的な指揮者飯守泰次郎氏の鼎談が掲載されました。
「せたがや」も「こまえ」も、それぞれ世田谷区、狛江市のホームページから読むことができます。
なお、飯守朝子さんは4月1日(土)に代々木上原のMUSICASAでリサイタルを開く予定です。
鷗友学園維持会主催で、卒業生の水永牧子さんのチェンバロコンサートが2月18日(土)に鷗友学園のホールで開催されます。
水永さんは桐朋学園の古楽器科卒業後、フライブルク音楽大学に留学、ドイツのチェンバロ・ソリストディプロマを取得、その後国内外の演奏会で活躍され、CDも15枚(ソロは5枚)ほど出されています。
チェンバロに普段なじみのない方にも聞いていただけるよう、チェンバロについてのトークもはさみながらの楽しいコンサートになる予定です。
鷗友学園PTAコーラスの「春のファースト・コンサート」が、3月19日(日)に鷗友学園のホールで開催されます。
PTAコーラスは、PTAとPTAのOGによるサークルで、音楽科教諭の柏いずみ先生が指揮を、卒業生の荒由香里さんが伴奏を担当し、毎週火曜日に練習をしています。
今回は鷗友学園の生徒の合唱同好会も賛助出演し、日頃の練習の成果が発表されます。
音楽科教諭の泉智之先生も、外部の合唱団で指導や指揮をされていることをご存じの方も多いでしょう。
また、前音楽科教諭の芝泰志先生と講師の枡本安紀子先生は、音楽之友社から「シニアのための歌集」という楽譜集のシリーズを6冊、そして「原曲に基づく新イタリア歌曲集」を翻訳者として出版されています。
今まで日本国内で普及していたイタリア歌曲は、19世紀後半から20世紀初めのロマン的演奏解釈によるものでした。
しかし、この楽譜集は、原著者ペートンができるだけ原典に忠実に編集し、これまでの版の音符や歌詞、作曲者名を訂正し、原曲のもつバロック的な表現を楽しむことができるものになっているそうです。