2018.04.28
聖書研究同好会が主催する「聖句を学ぶ会」が4月25日の昼休みに21dで行なわれました。
この「聖句を学ぶ会」は聖書研究同好会の仮班も兼ねていました。
聖書の先生から旧約聖書の申命記8章3節を用いて「それと共に大事」と題したお話をうかがいました。
まず8章3節の朗読がありました。以下は先生のお話の一部です。
「・・・この箇所の後半に『人はパンだけで生きるのではなく、‥主の口から出るすべての言葉によって生きる』とありますが、
聖書の授業などでイエス・キリストの生涯を学んだ人は覚えがありますね。
新約聖書で、イエスが悪魔の試みを受けるときに反論する言葉として記されていますが、実はこの申命記8:3の引用なのです。
確かに、日々のパンも大事ですが、それだけでなく、使命を持った生き方には、神様の導きがあると感じた経験があります。
その導きとは東南アジアに1年間ボランティアに行くということっでした。
3年間、自費でフィリピン語・タイ語を学びました。
このボランティアに出発する際に自分の専門である女性学の分野で大きな収穫があると期待し、
またそれを終えて帰ってきたときは、「守られた」という実感がありました。
聖句の前半には出エジプトの出来事、砂漠で飢えた神の民が「マナ」を与えられたことが書かれています。
マナとは砂漠の植物に群がる昆虫が出す甘い汁ではないかと考えられており、その糖分で飢えをしのいだようです。
現代は、人生に結果を求め、効率よく生きることがよしとされます。勉強などする上で、たしかにそれも大事です。
ですが、使命を持った生き方をしていれば、最低限の食糧でも事足りて、人生が豊かになるということを、覚えていてほしいです。
そしてそのような使命をこの学校でぜひ見つけてください。」
図書館にもマナに関する読みやすい本が展示してあります。