2011.09.28
高校38回卒業生の三枝三七子さんが、「みなまたの木」という絵本を出版しました。
三枝さんは現在は絵本作家として活躍していて、「やさい」「くだもの」というユニークな絵本や、
読むと優しい気持ちになれる「ぽっかぽかのおまじない」、さらに日本昔話の挿絵なども手がけています。
水俣病についての子ども向けの本がないことに気づいた彼女は、原田正純医師に直接取材するなどして、
「みなまたの木」という絵本を出版しました。1本の松の木が見続けた「みなまた」を真に迫る筆致で描いています。
10月17日には、出版記念会が開かれ、竹下景子さんの朗読、原田正純先生のお話もうかがうことができます。
月曜日の6時半から、表参道の東京ウィメンズプラザですが、皆さんもよかったら参加してみてください。
もちろん、絵本も買ってください!! 売り上げは、胎児性の患者さんたちの共同作業所への寄金や、
水俣病に生涯を捧げてきた原田先生をテーマにした次回作の出版資金にもなります。
公害問題が少しずつ忘れられようとしている今、日本の公害の、環境問題の原点である水俣病を、
もう一度、私たち一人一人が考えるきっかけにしましょう。 amazonにリンクします