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山中伸弥教授講演会

2011.11.04

有楽町朝日ホールは満員鴎友生は最前列、左隣は桜蔭生パンフから 山中先生のメッセージパンフから iPS細胞とは

「京都大学高校生フォーラムinTOKYO 山中伸弥教授講演会」が有楽町の朝日ホールで開かれました。
東京都教育委員会が共催してくださったため、京都大学に比較的多くの進学者を出している東京の高校が招かれ、
進学重点校や中高一貫の都立高校から30人くらいずつ、国・私立18校から10人くらいずつで会場はいっぱいでした。
東京ではない大学の理系の講演会のためか、女子校はお茶大附属、桜蔭、女子学院,それに鴎友の4校でした。

先輩から言われるとおりに出来なければいけない外科医の道から、白紙を自分で埋める研究者へ転身し、
脊椎損傷やALSなど、これまでの医療では救えない患者さんを救える可能性を見つけ出したこと、
アメリカの研究所の所長からVWが大切と教わったことなど、iPS細胞の知識だけではなく、
高校生がこれから生きていく上で大切なことを、いろいろ教えていただきました。

VWは自動車ではなく、vision & work hardということです。
日本人はwork hardするがvisionが足りない。アメリカ人はvisionは語るがwork hardしない。
受験勉強もそうですが、目先のことを追いかけ、いま自分は何をやっているのだろうと考えこまないためにも、
visionをしっかりと持つことが大切です。そして、研究者になるためにはとにかく英語はしっかりやりましょう。
いろいろなことを幅広くやること、とくに何をするにしても体力は大切ですよ。運動しましょう。

ノーベル賞に一番近いところにいながら、あくまで自然体の先生の姿に、多くの高校生が感銘を受けたようです。

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