2011.11.05
PTA文化委員会が主催する「C.W.ニコル氏講演会」が、午後からホールで開催されました。
日本は素晴らしい国です。国土の3分の2が森に覆われる森の国、その森が育む豊かな川が流れる水の国、
北では流氷が流れ、南には珊瑚礁があるという国、本当に他にはありません。都会でさえあちこちに緑があります。
母国であるケルト人の国、南ウェールズでは、産業革命で森林が破壊され、国土の5%しか森がありませんでした。
日本でもバブルの頃から、放っておくと木がどんどん伐採されてきました。そこで、黒姫の荒れた土地を買い、
手を入れて森を再生する活動をやっています。地面まで太陽が届くようにしてやると、美しい花が咲き、
せせらぎが聞こえ、鳥が鳴き、動物たちも次々に戻ってきます。日本は生物多様性もすごいですね。
そして、今の子どもたちはNDS(自然欠乏症候群)が原因で体調を壊したり落ち着かなくなったりするのです。
森の再生、水の再生、植物の回復、動物の回復……その森で人間が癒され、人間性を取り戻すのです。