鷗友徒然草

更新情報

  1. ホーム
  2. 鷗友徒然草
  3. 理科班の表彰と学会誌掲載

理科班の表彰と学会誌掲載

2011.11.06

日本鱗翅学会会報最新号虫好きの小・中・高生を育てよう鴎友学園で見られる蝶類とその飼育観察-1鴎友学園で見られる蝶類とその飼育観察-2

ジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival 略称:JBF)2011環境学会が、千葉県我孫子市で開かれました。
鴎友の理科班は、昨年度の日本鱗翅学会で発表した「鴎友学園で見られる蝶類とその飼育観察」のその後を発表し、
高校生部門口頭発表で優秀賞をいただきました。

また、日本鱗翅学会の学会誌『やどりぎ』に、「鴎友学園で見られる蝶類とその飼育観察」の論文が掲載されました。

“理科離れ”という言葉が流行語になるくらい、とくに東京の中高では生物系のクラブの存続が危ういといわれています。
地味な学習をしているように見えて入らない、人より虫が好きだと見られるのが嫌だ、生き物に興味を持つ生徒が少ない、
むしろ、汚いものと思っているなどの悪条件が重なり、生物系のクラブそのものがない学校も多く、さらに女子の場合には
その傾向が強いようです(十文字の津吹先生による)。今回の発表でも、中高生の女子の登場は数えるほどでした。

そのような中で、鴎友の理科班は継続的に鳥類や蝶類のフィールド観察を続け、学会で口頭発表、ポスター発表を続け、
学会誌にも掲載されるなど、学会の皆様が温かく育てようとしてくださっている雰囲気の中で、がんばっています。
鴎友生は緑豊かな環境、園芸の授業や生物の授業などを通して、日頃から自然や生物に触れる機会が多く、
遠くに出かけなくてもフィールドワークができる条件がそろっていることがプラスに働いているのでしょう。
後に続く後輩たちが出てくること、地道な研究を続け、将来的にも研究者として活躍することができるよう応援しています。

昨年度の日本鱗翅学会の様子
昨年度のジャパンバードフェスティバルの様子

鷗友徒然草