2011.12.22
恒例の、管弦楽班クリスマス公演が開催されました。
プログラムは、歌劇「魔笛」より 序曲 モーツァルト、ワルツ「女学生」ワルトトイフェル、
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲 マスカーニ、ホーム・ストレッチ アンダーソン、
交響詩「魔法使いの弟子」デュカス、そしてアンコールに序曲「1812年」チャイコフスキーが用意されていました。
とくに現代的な技法も使われている「魔法使いの弟子」は難しい曲ですが、一人一人のしっかりした演奏が
美しいハーモニーを創り出し、鴎友管弦楽班独自の「魔法使いの弟子」の世界がしっかりできていました。
今日の公演で引退する高校2年生の最後の演奏にふさわしい、気持ちのこもったすばらしい演奏でした。
聴いてくださった理事長先生も、「いやあ、上手ですねえ。びっくりしました」と感心していらっしゃいました。
今年は、東日本大震災の後、春休みの練習はすべて中止、夏休みは節電で半日ずつしか練習ができず、
また合宿も中止になるなど、とても制約の多い厳しい条件の中での活動を強いられた一年でした。
何とかこれまでに近い活動をしたいと、先生方に訴えてきた高校2年生の真剣な眼差しを思い出します。
アンコールの力強い「1812年」の演奏を聴きながら、ちょっと感動して涙ぐんでしまった筆者でした。