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社会科と理科と園芸科のコラボ

2020.02.17

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高2文系地理の授業で、社会科でやった授業内容について、生物や園芸の先生が専門分野から講義をしてくださいました。

生物の先生からは、「日本からイネがなくなったらどうなるのか?」……生態系は? 農地の利用は?……というテーマで、イネは選択的に作出された作物、産出補助エネルギーと単位面積あたりの産出量、農業はそもそも生態系を破壊する行為、湿地が生物多様性が高い⇒水田は比較的生物多様性が高い環境などのお話がありました。

また、園芸の先生からは、「バイオマスエネルギーを日本でどう作っていくのか考えてみる」というテーマで、これまでのバイオエネルギーは食糧価格を上げてしまい、飢餓や貧困を生むことになった反省から、バイオマスをどの作物から作るか、農地で作るしかないのか、どのように作れば採算が合うのかなどのお話がありました。

その後、グループに分かれ、いずれかの問いに対してグループワークを行い、グループ毎にロイロノートにupし、要点を発表しました。それぞれのグループから、これまで学んできたいろいろな知識を総合しながら、なるほどという新しい提案、意表をつく提案、さまざまな意見が発表されました。

予測不可能な未知の時代を前に、正解のない問いに対する誰も考えたことのない答えを導いていくとき、これまでのセオリーや一つの枠にとどまらない「いま」に対するあらゆる「知識」が必要であること、グループワークの中で思いがけない発見があり、「解」が出てくるという体験ができました。

次は、それをいかに現実のものにしていくか、実践につなげるかが問われていますね。

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