2021.02.20
現在、三省堂書店経堂店で中学二年生が国語科の授業で作成したPOPを使っていただいています。図書委員の中学二年生が取材してきた原稿を掲載します。
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中学二年生は、授業で『走れメロス』のPOP作りをしました。それを受けて、今回は自分達の好きな本でPOPを作りました。三省堂書店経堂店の店長さんにその中からいくつか選んでいただきお店に飾っていただきました。
同級生の作品の中で、私が個人的に印象に残ったPOPを三つ紹介します。
一つ目は坂木司さんの『肉小説集』という本のPOPです。これは、さっとPOPの飾ってある場所を見たときに、一番印象に残ったPOPでした。このPOPにかいてあるのはしゃぶしゃぶの絵です。肉がリアルに描かれていて、食欲を掻き立てられるようなPOPでした。
二つ目は、知念実希人さんの『優しい死神の飼い方』という本のPOPです。このPOPを見た瞬間は、犬の絵と説明がかいてあったので犬や猫が出てきそうな本かな、と思いました。しかし、その書名や、POPの文章を見たとき、死神という言葉があって驚きました。おどろおどろしいイメージが急に出てきたぞという感じです。書名とあわせて、このPOPは印象に残りました。
三つ目は石持浅海さんの『殺し屋、やってます。』という本のPOPです。展示されている全部のPOP一つ一つに個性がすごく出ていたのですが、この本のPOPはその中でも一番個性のあるPOPなのではないかと思いました。「650万円で殺し引き受けます。」灰色の背景にそれだけが書かれたPOPでした。その場にあるPOPのどれよりも怖く見えて、だからこそ読んでみたくなりました。
まだまだ、いろいろなPOPがあって紹介し足りない感じですが、個性のあるPOPぞろいで見ているほうが楽しくなる売場でした。
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三省堂経堂店では2月末まで展示して下さる予定です。「鷗友学園女子中学校2年生作成のPOP」のポスターも生徒が作成しました。ぜひ見に行ってみて下さい。