2012.05.18
鴎友学園では、1年前から空間放射線量を1日おきに測定し、TwitterとFacebookで発信してきました。
しかし、4月から食品中の放射性セシウムの基準値が一般食品100Bq/kgと厳しくなったこともあり、
園芸実習園の土壌や採れた作物は大丈夫なのだろうかというご心配もあったと思います。
そこでこの度、園芸実習園の土壌や、実際に栽培した作物の放射線を測定することにし、
専門機関にお願いして日立アロカメディカル社製の放射線測定装置CAN-OSP-NAIによる測定をしていただきました。
1資料につき1時間測定し、ラディッシュはセシウム137 検出限界17.0Bq/kgより下、
セシウム134 検出限界19.0Bq/kgより下、セシウム合計 検出限界36.0Bq/kgより下
という結果をいただきました。簡易測定器ですので、合計36.0Bq/kg以下についてはデータが出ません。
つまり、36.0Bq/kgあるのではなく、それ以下であるという結果です。
土壌についても3カ所の測定をしていただきましたが、いずれも検出限界以下〜71.3Bq/kgで、
土壌からの作物移行度は高くても0.1ということですから、この畑から収穫した作物については
今後とも安心して召し上がっていただくことができるということがわかりました。
安全宣言を受けて、早速高校1年生が園芸実習園でラディッシュの収穫をしていました。