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2月22日 緊急レポート 宮古市田老地区より

2013.02.22

私立学校の東北震災学習現地視察研修会で宮古市に来ています。
メディアを通して、またこれまで研修をしてきた先生方の話から、漠然とわかっていたつもりでしたが、
やはり、現地に来て、直接自分の目で見て、実際に体験した方から話をうかがうことが
どんなに大切なことかということを、改めて感じた半日でした。

盛岡駅を降りると、雪の岩手山が迎えてくれました。宮古まで、バスで2時間です。
今日は宮古市街を抜け、被害のひどかった田老地区で“学ぶ防災”の体験をしました。
スーバー堤防に上り、ご自身も被災した観光協会の方からお話しをうかがいました。
また、田老観光ホテルの6階に上り、社長さんが決死の覚悟で撮影した未公開の映像を視聴しました。

なぜ、津波が来るとわかっていても、堤防のすぐ側に人が残り、車が走っていたのか、
堤防がX字型になっているのはなぜか、なぜ一方の堤防だけがくずれてしまったのか、
堤防として役に立たなかったではないかとの批判に、決してそんなことはないと強調されるのはなぜか、
小学校では先生の指示に反する指示を用務員さんが出したが、なぜ用務員さんだったのか、
過去に何回も津波に襲われているのに、なぜ大きな被害が出るとわかっているところに住んでいたのか、
阪神大震災ではその年の内に街の形が戻ってきていたのに、なぜ東北では遅いのか……

方針が決定しないまま何も建てることができず、土台だけか残された街、がれきの山が野球場を埋め尽くし、
高台のホテルの敷地には今でも800人ほどの方が生活している仮設住宅があります。
まだ、震災は終わっていない、復興にもほど遠い現状を、私たちは決して忘れてはいけない、
語り伝えていかなくてはいけないのです。夕方からは宮古市の企画課の課長さんとお話しする機会があり、
歴史や文化の面でもこれまでは知らなかった興味深い話がいろいろあることもうかがいました。

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