英語を身につけるにはたくさんの英語に触れることが不可欠であるという考え方にもとづき、
鴎友学園の英語の授業は中学１年生の最初の授業から日本語を使わずにオールイングリッシュで行っています。
教材には洋書のテキストを使うことで、英語を日本語に置き換えることなく理解する力を伸ばしていきます。
とくに、Oxford Readung Treeという絵本のシリーズは、イギリスの80以上の小学校で使われている「国語」の教科書で、
キッパー君を中心に、かわいいキャラクターが登場するユーモアあふれる短いお話が200冊以上あります。

そのＯＲＴの著者であるハントさんと、イラストレーターであるブリクタさんが鴎友学園を訪問してくださり、
生徒に向けての講演をしてくださいました。２人とも本の印象通りの暖かいお人柄で、希望者がホールを埋める中、
終始にこやかに、かわいいキャラクターをさらさらと書きながら、絵本がどのように誕生するかを語り、
さらに多くの生徒からの質問に次々に答えてくださいました。キッパー君のファンである生徒たちは、
一言一言を聞き逃すまいと身を乗り出して聞き、一筆一筆少しずつ見えてくるキャラクターに歓声をあげていました。
また、生徒が作成したOhyu Readung Treeも大変気に入ってくださり、１冊１冊手にとって丁寧に読んでくださいました。