修学旅行

     

鷗友徒然草アーカイブ

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高校2年生は11月末、4泊5日の日程で奈良・京都へ修学旅行に行きました。中学同様、学校生活での感染対策に加え、旅行中の検温や消毒などを徹底することで実施することができました。

高2修学旅行の目的は「日本文化の神髄に触れる」「奈良・京都の史跡や文化財を見学して、古き良きものに対する関心を深める」「集団生活を通じて、自分を律することを学ぶ」の3つでした。

1日目はまず全員で室生寺に行きました。それぞれのポイントに立つ先生方から説明を聞いたあと大半の生徒が奥の院まで足を伸ばしていました。その後クラスによって長谷寺、安倍の文殊院、聖林寺、長岳寺にいき、それぞれの場所でお寺の方や先生方から説明を聞きました。

2日目は午前は飛鳥寺、石舞台、甘樫丘をクラスで時間をずらしながら訪れました。今年の修学旅行は全行程を通してお天気に恵まれましたが特に甘樫丘では明日香村、大和三山が美しく見え奈良の古い時代に思いを馳せることができました。午後は法隆寺、唐招提寺。法隆寺では金堂や五重塔の他に大宝蔵院で夢違観音や玉虫厨子などをはじめとする多くの歴史をいろどる名宝をみました。また唐招提寺でも特徴的な建造物に加え新宝蔵で種々の仏像や鴟尾を見ることができました。またこの日の夕飯は名物の「義経鍋」で、食を通して歴史に触れることができました。

3日目は奈良個人選択の日でした。各コースに分かれ引率の先生方やガイドさんの解説と共に見学をしました。全コース共通で訪れた浄瑠璃寺では住職さんのお話を聞き、さらに知識を深めて見学を行うことができました。また東大寺も全員が訪れましたがガイドの方のお話は学校で学ぶものとはまた違い、大変興味深く話を聞く姿が見られました。

4日目は京都市内班別自主研修です。この日に向けて前期から見学地へのルートや交通費などを調べてきました。紅葉盛りの日曜日ということもありかなりの人出がありましたがおかげでスムーズな見学ができたようです。見学先で神社仏閣の方にお話を伺ったり、お土産を買ったり、学びと共に絆を深める日でもありました。

最終日は朝にまとめの会を行い、その後クラスごとに各見学地を訪れました。事前学習のときから「日本一仏像に詳しい女子高生になる」と学びを深めてきた生徒たちはこの修学旅行で自分のお気に入りの仏像を見つけたり、仏像の様式による時代区分がわかるようになったり日本史選択生でなくても、日本文化の神髄に触れ「日本一仏像に詳しい女子高生」になれたようです。
また、鷗友学園での最後の宿泊行事でしたが、交通機関の乗り換え、バス内の点呼、宿での生活などを含めほぼ問題なくスムーズに行程を終えることができ「さすが鷗友生」と感じました。加えて仲間を思いやる大切さも学び、学年やクラスの絆をさらに強くすることができたようです。

中学3年生は11月末に3泊4日の日程で、沖縄へ修学旅行に行きました。
宿泊・食事施設、見学施設や旅行会社と感染対策に関して周到な打ち合わせを行い、また生徒にも事前指導、旅行中の検温・消毒などを徹底し実施することが出来ました。

初日は那覇空港に到着後、バスで美ら海水族館に向かいました。水族館では沖縄ならではのサンゴの大規模展示やジンベエザメの泳ぐ姿に歓声が上がりました。
2日目は「マングローブカヤック・ビーチトレッキングコース」「沖縄体験コース」「伊江島コース」のなかからそれぞれが選択したコースを体験しました。
マングローブカヤック・ビーチトレッキングコースは、2人ひと組でカヤックに乗り込みマングローブの近くまでカヤックを漕ぎ身近に沖縄の自然を感じました。ビーチトレッキングではインストラクターさんに海の生物を説明していただきながら散策をしました。沖縄体験コースではサトウキビ収穫・黒糖作り、紅型体験、シーサー作り、琉球グラス作成、琉球舞踊体験、サンシン体験、ジェルキャンドル作成から2種目の選択が可能でそれぞれが熱中して沖縄の文化を体感していました。伊江島コースは自転車をレンタルし島内を自転車でめぐりました。坂道にも負けず元気に自転車を漕ぐ姿が見られました。

3日目からは平和学習がメインです。
3日目は各クラスのバスに平和ガイドさんが乗り込んでくださり、沖縄戦のお話や基地のお話を伺いながら行程を進めていきました。全員が糸数壕、ひめゆり平和祈念資料館を訪れ、またクラスによって佐喜眞美術館、嘉数高台、道の駅かでな、魂魄の塔を訪れました。佐喜眞美術館では屋上から基地をみたり、「沖縄戦の図」の前で美術館の方から作者である丸木位里さん、俊さんのこの絵への思いなどを伺ったりすることができました。
さらにこの日の夜は若梅会の方から、沖縄戦を実際に体験した方々の体験や戦争への考え方を「平和のバトン」として引き継いでいくためにどうしたらいいか、というお話を伺い、そのあとのまとめの会で自分たちの体験や感想をシェアしました。

最終日は沖縄県平和祈念資料館、平和の礎を訪れました。平和祈念資料館では沖縄戦の経緯がよくわかる映像を見ることができ、多くの生徒が今回の修学旅行の総まとめとして見入っていました。平和の礎ではクラスごとに担任の先生から説明、「平和について考えること」についてのお話を聞きました。生徒はみな修学旅行に向けてそれぞれが「平和」について考えてきましたが、さらに改めて深く「平和」を心に刻んでいました。昼食後、閉会式があり、修学旅行で学んだことをこのあとの中学校生活、また高校への学びに生かしてほしい、という団長の先生や学年主任の先生からのお話がありました。

 

高校2年生は11月末、4泊5日の日程で奈良・京都へ修学旅行に行きました。中学同様、学校生活での感染対策に加え、旅行中の検温や消毒などを徹底することで実施することができました。

高2修学旅行の目的は「日本文化の神髄に触れる」「奈良・京都の史跡や文化財を見学して、古き良きものに対する関心を深める」「集団生活を通じて、自分を律することを学ぶ」の3つでした。

1日目、2日目は奈良を訪れ、クラスごとに室生寺や長谷寺、安部文殊院、飛鳥寺や法隆寺、唐招提寺などを巡り鷗友の修学旅行ならではの「時代を辿る旅」をスタートさせました。

2日目の晩には名物「義経鍋」をいただき、食を通して歴史に触れることができました。

3日目は奈良個人選択の日でした。各コースに分かれ引率の先生方やガイドさんの解説と共に見学をしました。全コース共通で訪れた浄瑠璃寺では住職さんのお話を聞き、さらに知識を深めて見学を行うことができました。この日の晩には京都を訪れ、3クラスごとに分宿をしました。

4日目はグループに分かれ、自主研究見学を行いました。見学地へのルートや交通費などを学校で事前に調べ、行程表通りに見学を進めていきました。途中大雨が降り、また比叡山の方では雪が降っていたようで、寒い一日となりましたが各グループ知識と共に絆を深め、充実した自主研究日となりました。

最終日はクラスごとに各見学地を訪れ、お昼には精進料理をいただきました。「食も修行と考え、残さず食べましょう」というお店の方からのお話を聞き、静かに味わって食事をしました。

事前学習を丁寧に行い修学旅行に臨んだことで、見学地のお寺の方に「こんなに詳しい女子高生は初めて見ました。事前にたくさんの予習をされているのですね」とお褒めの言葉をいただくことができました。

見学や食事を通して日本文化の神髄に触れ、古き良きものへの関心を深め、また自主研究見学や宿での生活、バス車内など集団での活動を通して、仲間を思いやる大切さを学び絆を深め「修学」することのできた旅となりました。

中学3年生は11月末に3泊4日の日程で、沖縄へ修学旅行に行きました。
宿泊・食事施設、見学施設や旅行会社と感染対策に関して周到な打ち合わせを行い、また生徒にも事前指導、旅行中の検温・消毒などを徹底し実施することが出来ました。

中3の修学旅行の目的は「沖縄の自然・歴史・文化を学ぶ」「平和について考える」「集団生活のルールを理解し、守ることの意義を学ぶ」「自分を見つめ、仲間を理解し、より豊かな人間関係を築く」の4つです。

初日と2日は沖縄の自然や文化を満喫しました。美ら海水族館ではジンベエザメやマンタの泳ぎ回る姿や沖縄ならではのサンゴの飼育展示などに見入っていました。
2日目は「沖縄体験コース」「マングローブカヤック&沖縄体験コース」「伊江島コース」のなかからそれぞれが選択したコースを体験しました。特に伊江島コースは軽石の影響でフェリーの運航が危ぶまれましたが無事に出航、サイクリングを楽しむことが出来ました。

3日目と4日目は平和学習の日です。3日目は各クラスのバスに平和ガイドさんが乗り込んでくださり、沖縄戦のお話や基地のお話を伺いながら行程を進めていきました。全員が糸数壕、ひめゆり平和祈念資料館、平和の礎を訪れ、クラスによって佐喜眞美術館、魂魄の塔、白梅の塔、嘉数高台、道の駅かでなを訪れます。佐喜眞美術館では「沖縄戦の図」の前で美術館の方から作者である丸木位里さん、俊さんのこの絵への思いなどを伺ったり、糸数壕で実際にガマの中に入り戦争中の様子を聞いたりすることで今まで学習してきた「戦争と平和」について「自分事」としてとらえられるようになったようです。
またこの日の夜は若梅の会の方から、中山きくさんをはじめとする白梅の会の皆さんから若梅の会の皆さんがどのように平和のバトンを引き継いでいこうと考えたのか、といったお話を伺い、そのあとのまとめの会で自分たちの体験や感想をシェアしました。

最終日は沖縄県平和祈念資料館、平和の礎を訪れました。平和祈念資料館では沖縄戦の経緯がよくわかる映像を見ることができ、多くの生徒が今回の修学旅行の総まとめとして見入っていました。平和の礎ではクラスごとに担任の先生から説明を聞き、また「平和について考えること」についてのお話を聞きそれぞれが「平和」への思いを改めて深く心に刻んでいました。昼食後、閉会式があり、修学旅行で学んだことをこのあとの中学校生活、また高校への学びに生かしてほしい、という学年主任の先生や団長の先生からのお話がありました。

その後首里城公園へ移動し見学、修学旅行の全行程を終了しました。
生徒たちは修学旅行での体験を通して、教科書や授業での学びを、実際に自分たちが生きている社会と結びつけ、今後に向けて視野を広く持つ大切さを感じ取ったと思います。
また、久しぶりの校外行事、集団活動でしたが楽しく、しかし節度を持って過ごすことが出来ました。

現在、高校2年生の教室前の白木では、昨秋行った修学旅行の自主研について、各グループがまとめたものが展示してあります。どのグループも趣向を凝らした作品で、屏風状になっているもの、辞書のようになっているもの、と形も様々、内容もRPGのようにまとめたり紙芝居のようになっていたり、折り紙で切り貼りしたり立体的な細工を施したり、力作揃いです。
ひとつひとつじっくり見ていくと、どの班も事前の準備をしっかりおこない、当日は晴天に恵まれ楽しく充実した学びある行動をとることができていたことがわかります。高校2年生以外の皆さんも見られるようになっているのでぜひ見に行ってみて下さい。

11月25日〜28日3泊4日で中学3年生は沖縄に修学旅行でした。
前半は沖縄の自然を満喫し、後半は平和について学びました。お天気が多少案じられましたがどうにか外での活動もおこなうことができ、よい思い出になったようです。
特に後半の平和学習は実際に戦争中に使われたガマに入ったり、戦争を経験された方のお話を伺う機会があり、また沖縄の基地も見ることができました。このように行ってわかったこと、感じたことがとても多かったようで事後アンケートでも平和の意味について考えた、コメントが多くみられましたし旅行中のまとめの時間にもノートにぎっしり書いている姿がみられました。
初めて学年全体で行く行事でしたがきちんとしおりを読んで自発的な行動ができたようで、とても実りある修学旅行になりました。

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11月24日〜28日の4泊5日で高校2年生は奈良・京都に修学旅行に行きました。
事前学習もしっかりとおこない、学習の成果を現地で発揮すると共に各見学地で教科の先生方やガイドの方、お寺の方などから話を伺いさらにその知識を深めることができました。どの写真も説明内容を熱心に聞いて見るべきものを見ている姿ばかりです。
晴天に恵まれ、紅葉もとても美しかったです。学年で行く最後の宿泊行事を楽しんで過ごせたようで、アンケートでも「最高の修学旅行でした」というコメントが寄せられました。

今日は朝、今週修学旅行に行く中学3年生と高校2年生の代表が先生方に挨拶しました。
中学3年生「沖縄の基地問題や歴史について学んできたことを、実際に訪れることでより深い学びとしたい。また、沖縄ならではの体験を楽しんできたい」
高校2年生「日本の歴史や文化を身近に見て感じて知識の理解を深めてきたい。責任を持って行動すること、場をわきまえて行動することなども意識し、学年の親睦も深めたい。鷗友生らしい、自分らしい最高の思い出にしたい」
といった挨拶でした。どうぞ気をつけて行ってきて下さいね。

今日のホームルームは
中学1年生、2年生は合唱コンクールの練習をしていました。中学2年生は順番に音楽室もつかっていました。それぞれのクラスでグループ練習をしたり全員で合唱したり、工夫した練習をしていました。
中学3年生はホールで修学旅行の結団式をしました。今週の土曜日にいよいよ出発です。団長の先生からのお話のあと生活上の諸注意などもありわくわくする気持ちで一杯の青学年です。「あと3日でいよいよ沖縄。楽しみつつも平和学習など学べるところはきちんと学んできたい」とのことです。

高校1年生は自教室で来年度の科目選択調査をしました。「これが最終決定だけれど色々悩んでしまった」という感想が聞かれました。そのあと担任の先生からSNSを利用する際に気をつけるべきことについてのお話があり、「人を傷つけるようなことはしてはいけないので気をつけたい」と感想が聞かれました。
高校2年生は体育館で修学旅行の結団式をしました。24日(金)から4泊5日の日程で始まります。団長の先生から「よく修め学ぶ修学旅行にしましょう」というお話がありました。結団式を受けて「今まで学んだことを胸に、白らしくパワフルに、安全に、何事も前向きに捉えて楽しみたい」「30回生から自主研が始まったと聞いた。自分たちは71回生なので42回目の自主研となるが、精魂込めて頑張ってきます!」とのコメントがありました。
高校3年生は自教室でテーブルマナーに向けた諸注意を受けました。「おいしい食事を楽しみつつマナーをしっかり学ぶよい機会にしたいです」とのことです。テーブルマナーは27日(月)を予定しています。

11月24日に高校2年生が奈良・京都へ、今日25日に中学3年生が沖縄へ、修学旅行に出発しました。

この出発に先立ち、11月21日の朝、代表の生徒が先生方に「いってきます」の挨拶をしました。
修学旅行に向け、いろいろな教科やホームルームで学習を重ねてきました。楽しく、そして充実した旅行になることを願っています。

今日はとうとう三泊四日の修学旅行の最終日。朝からいいお天気に恵まれました。
まず最初は沖縄県立平和祈念資料館へ。二階の第二展示室では沖縄戦の経緯がよくわかる映像を見ることがで
き、多くの生徒が今回の修学旅行の総まとめとして見入っていました。
資料館を出ると「平和の礎」です。クラスごとに担任の先生の説明を聞きました。なぜ氏名ではなく「○○の
長女」などと刻銘されていたり、男性の氏名が女性より圧倒的に多かったりするのか、また平和の礎のデザイ
ンコンセプトなど、平和を学ぶことに終わりはないのだと感じました。
平和の火が点されている平和の広場から見える海は、今日は青くて美しい海でしたが、ここは沖縄戦の際に多
くの避難民が最後にたどり着いた場所の一つで、多くの命が犠牲になりました。その海を見つめながら、担任
の先生から「平和について考えてもらいたいこと」のお話があり、それぞれが「平和」について考える時間を
持ちました。

いったんホテルに戻って昼食をいただき、ホテルの方やツーリストの方、看護師さんにお世話になったお礼の挨拶をしました
。そして学年主任の先生からまとめのお話がありました。

午後は首里城公園、最後の見学地です。
青い空に首里城の色が映え、資料館の見学のあとは、そこここで記念撮影をしていました。

飛行機が40分ほど遅れた分、羽田空港への到着も遅れましたが、全員無事に修学旅行を終えることができまし
た。あっという間の三泊四日、たくさんのお土産話を家族やお友達、先輩後輩にしてくださいね。

2日間お世話になったサンマリーナホテルから大荷物を運び出すことから始まった3日目。
今日は平和学習です。
2クラスごとに3つのコースにわかれ、各クラスのバスには平和ガイドの方に一緒に乗っていただき、様々な説明を受けながら進みます。
1組・2組は「道の駅かでな→佐喜眞美術館→糸数壕→ひめゆり平和祈念資料館」、
3組・4組は「嘉数高台→白梅の塔→ひめゆり平和祈念資料館→糸数壕」、
5組・6組は「佐喜眞美術館→糸数壕→ひめゆり平和祈念資料館→魂魄の塔」に行きました。
「道の駅かでな」には嘉手納基地を一望できる展望フロアや学習展示室があります。見渡す限り基地が広がっているのを目の当たりにして事前学習だけではわからなかった実際を垣間見ることができました。
「嘉数高台」は沖縄戦最大の激戦と呼ばれる過酷な戦いの舞台となった場所です。展望台からは普天間基地の全景が見えます。曇り空で残念ながらその先の米軍が上陸した海岸は見えませんでしたが延長線上にある滑走路を見たり、トーチカという防御陣地も見学したりしました。
「佐喜眞美術館」には丸木位里・俊夫妻の描いた「沖縄戦の図」があり、その大きな絵の前で館長の佐喜眞さんや学芸員の方から、絵に込められた平和への思いや今の沖縄についての話を伺いました。また屋上からは隣接する普天間基地を望むことができます。
全クラスが行った「糸数壕(アブチラガマ)」は陸軍病院の分院として「ひめゆり隊」の女学生たちが看護活動を行っていたところです。一人一つずつ懐中電灯を持ち、ヘルメットをかぶり、ガマの中を歩きました。全員が電灯を消してすぐ隣の人すらわからないほどの暗闇も体験しました。
「ひめゆり平和祈念資料館」も全員行きました。自分たちと同じ年頃の女子学生たちがことを証言VTRや展示品から学び、戦争で亡くなった学徒隊全員の名前や写真のある部屋で今ある平和について思いを巡らしました。
「魂魄の塔」は米軍の収容所から出た住民が遺骨を収集し最初に建立した地元住民のための慰霊塔、「白梅之塔」は戦没した白梅隊員及び教職員の鎮魂と世界の恒久平和を祈念して建立された塔です。

それぞれがそれぞれの場所で、平和ガイドの方から「これからの自分たちのための平和学習」「ものは語らないけれど人間が何かを考えることによってものは語り始める」「兵士とはいったい誰なのか」などというキーワードをいただきながら「平和」について考えました。

今日からお世話になるホテルについてからは、白梅学徒看護隊に所属していた中山きくさんのお話を伺いました。沖縄県立第二高等女学校に入るまで、入学してから白梅学徒看護隊として看護に従事するまで、病院が解散してから戦争が終わるまで、実際に沖縄地上戦を体験した方の貴重なお話に熱心に聞き入っていました。

夕食後にはホテルの方にご挨拶し、しおりに修学旅行中に心に残ったこと、学んだことを記入する時間と、今日はクラスによって見学した場所が違うので感想を共有する時間を持ちました。
今日は沖縄の歴史と現実を学ぶ充実した一日でした。今日学んだことを家に帰ったら家族に伝え、友だちとも共有し合いたい、という生徒からの発表もありました。

明日はいよいよ最終日です。

4日目の今日は「自主研」。正式には「京都自主研究見学」です。

今年は鷗友学園の「自主研」40回目の節目にあたります。各グループ悩みぬいて作った行程表にそって市内を巡ります。40年間で交通の便や事前に得られる情報の量は,格段に違っています。それでも予定通り進まないこともあります。

これまで大きな事故もなく実施できているのは,引率教員のチームワークもさることながら生徒の意識の高さによるものと実感しています。

3日目は個人コース別で奈良の見学。どのコースにも含まれるのが,「東大寺」「興福寺」「浄瑠璃寺」。

シカと戯れ,大仏の大きさに圧倒され,阿修羅像を見つめる。というのは修学旅行の定番ですが,「浄瑠璃寺」を全コースに含めているのは鴎友の「こだわり」です。

宿も今日から京都に移ります。修学旅行中,食事をおいしく食べてほしいなというのも引率者の願いです。

今日は修学旅行の目的・意義の一つである「沖縄の自然・歴史・文化を学ぶ」ために、コースにわかれて過ごしました。
風が強かったものの雨は降らず、時々太陽も顔をのぞかせるお天気でした。

シーカヤック・ビーチトレッキングコースは、まず午前中に全体を半分に分けシーカヤックと里散策をしました。シーカヤックは初めてのひとが多かったようですが、インストラクターさんの指示で2人乗りのカヤックを協力して漕いでいました。慣れてくると周りの景色や海の中の生き物を観察する余裕もでてきました。
里散策では近くの集落の「石敢當」やシーサーを発見しました。午後はビーチトレッキングです。サンゴ礁の石灰岩が侵食されてできた奇岩が作り出す景色を眺め、一日を通して海の自然を体感しました。

リバートレッキングと琉球村コースは今年から新たに新設されたコースです。巨大なシダ植物が生い茂る亜熱帯のジャングルを抜け、やんばるの清流を歩いていきます。川の水は入った瞬間は冷たく感じたものの、慣れてくるとひんやりと気持ちよく、その先にある滝まで歩きとおすことができました。お昼ご飯を食べてたあと琉球村で沖縄の昔の建物などを見学しました。

沖縄体験コースは、恩納村の商工会が住民参加の「ふれあい」をコンセプトにして行っている「ふれあい体験学習」に参加しました。家庭料理作り、シーサーの置物づくり、アガラサー(沖縄の伝統菓子)づくり、サンシン体験、紅型体験、サトウキビ収穫体験、琉球舞踊体験、海辺のエコツアーのなかから一人2つ体験することができます。異なる文化を体験し、地元の人とふれあい感謝しあう充実した時間を持つことができました。サンシンと琉球舞踊を学んだ人たちによる発表会もありました。体験が終わった後は琉球村を見学しました。

伊江島サイクリングコースは、フェリーで伊江島にわたり、レンタサイクルで島内をグループごとに巡りました。島の中央にそびえたつ城山(タッチュー)にのぼったり、ワジーと呼ばれる真水の湧出地を眺めることができる展望台や、ニヤティヤ洞という海に面した洞窟に行ったり、風が強い中でしたが地図を見ながら島内を颯爽と自転車で駆け抜けていました。

それぞれのコースがそれぞれに「沖縄の自然・歴史・文化」を身をもって学ぶことができました。明日は宿舎が移動になるため夕食後には2泊お世話になったホテルの方にもご挨拶しました。

明日から修学旅行も後半、「平和」について考える機会を持つ平和学習が始まります。今日までの楽しい気持ちも忘れずに、しかし気を引き締めてしっかりと学びを深めていこうと思います。

奈良・京都の修学旅行は,時間をかけます。

仏像の正面でじーっとお顔を見つめ,手を合わせます。仏像の顔だけでなく,四天王に踏まれている「邪鬼」のユーモラスな姿に興味を持ったり,千手観音のそれぞれの手に持っているもの一つ一つに興味を持ったり。

お寺の方の話しもよく聞きます。鴎友生の反応がいいので,お話をする方もいつもより力が入って時間も長めです…

そんなわけで,各見学地にたっぷり時間をかけるというのが,鷗友学園の修学旅行です。

「大人になってから再び奈良京都を訪れたい」そう思ってもらえるように,私たちも引率しています。

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