受験生向けトピックス

鷗友枕草子【Treasures#1】鷗友の30冊と「読書ノート」

DATE : 2024/04/15

「読書ノート」とは

 鷗友学園の国語科には「読書ノート」というオリジナル教材があります。2004年から始まった読書指導の一環です。中学・高校それぞれ100冊読了を目指して、読んだ本の感想を記録していくものです。たくさん読んだ生徒は2冊め、3冊めと新しいノートをもらえます。過去には中学で5冊記入、つまり500冊以上読んだ人もいます。

 元々鷗友生は本好きが多いのですが、同じシリーズや同じ作家の本ばかりを読む人も一定数いました。好きな本を読むということは、それはそれで素晴らしいことなのですが、いわゆる「名作」や「文豪」と呼ばれる作者の作品離れが目立ちました。

 そこで、「読書ノート」を始めると同時に、「勧められなければなかなか中高生が手に取らないであろう名作」を読んでほしい、という思いを込めて「鷗友の30冊」を選書しました。「中学の30冊」「高校の30冊」に分かれており、幅広い時代の小説、新書を含む評論から選んでいます。

 「勧められなければ、手に取らなかったと思うが、読んでみたら夢中になった」「ある文豪の本を一冊読んだら、その作家のファンになった」という声も聞こえてきて、「鷗友の30冊」を始めてよかったと思います。

新企画「生徒による鷗友の30冊の紹介」 

 一方で、難しい本も多いので、生徒からは「内容や表現が難しい」「読んでみたけど挫折した」という声も聞かれます。そこで今回、新たな企画を始めることにしました。

 文芸同好会による鷗友の30冊の紹介です。文芸同好会は、30人程度の本好きな生徒が集まる小さな同好会です。日々本の感想を話し合ったり、小説や詩などを書いたりしています。彼女たちの協力を得て、鷗友の30冊の紹介を始めることにしました。「鷗友枕草子」のEsseyのコーナーに不定期連載します。

 まずは、中学の30冊から紹介します。鷗友生が忙しい時期は、更新が滞ることもあるかもしれませんが、やれるところまでやってみます。この紹介を読んで、鷗友生も未来の鷗友生も、より多くの方が本に触れ、読書の喜びに出会うことを期待します。

 

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