2021.11.22
本校の高校二年生が国士舘大学理工学部理工学科建築学系主催の「高校生建築アイデアコンテスト」で佳作に入賞しました。このコンテストは全国の高等在籍生および高等専門学校1~3年生を対象に行われているもので今年で12回目の開催となります。
今回は「海外で楽しく安心して暮らす家」として、新型コロナウイルス感染症が終息し平常な日々を取り戻した世界で4人家族が日本以外の国の文化の中で日本人として幸せに、安心して暮らせる家の設計がテーマでした。
この生徒は、日本と気候が似ていて住みやすいオランダを選択し新型コロナウイルス感染症の影響で孤立した生活が多かったため、みんなで協力し、関係を深め合って暮らせるように、とテラスハウスを設計しました。
工夫したのは外観をゲームのテトリスのようにし、人とのつながりをわかりやすくした点だそうです。
コンテストの総評でも「集合することと独立性を確保すること、という集合住宅の設計にとっての永遠のテーマをうまく形にした案である。アムステルダムのテラスハウスをヒントに外部空間を多彩に取り込んでいる点は楽しげである(一部抜粋)」と評価されていました。また審査員コメントにも「オランダの風土や文化を考えて計画されているのが良い」と書かれていました。(https://kokushikan-arch.net/tag/t-highcon/)
本人は「学校の学年掲示板で告知があったコンテストだが、こういった外部のコンテストに積極的な友人に刺激されたこと、また時期的にやるなら高二の今だな、と思ったことなどから応募した。将来は建築系に進みたいと考えているので他の受賞者の作品をみることも将来の自分のためになったと思う。自分の考えたデザインが一部の人にとは言え認められたことはとてもうれしいし、目指す進路がより明確になったと思う」と話してくれました。
新型コロナウイルス感染症の影響で残念ながら授賞式は行われませんが、賞状が届きました。
これを機に、さらに自分の目標をめざしていってください。
おめでとうございます。