国際理解教育Education for International


鷗友学園がめざす
グローバル人材に必要な5つの力
創造性
英語力
鷗友学園の国際理解教育とは?
鷗友学園ではグローバル人材育成に必要な教育活動を「国際理解教育」と呼んでいます。グローバル人材に必要な5つの力は、授業・ホームルーム活動・国際理解教育プログラムの3つを通して育成しています。
自己理解を土台として、主体的に挑戦することで、世界にはばたく鷗友生が育ちます。


鷗友学園の国際理解教育
3つの柱
Lesson
授業
英語力を培い、異文化理解を深めるだけでなく、自国の歴史文化や言葉への理解を深めることを 大切にしています。しっかりとした足場を築いた上で、世界にはばたくことを目指しています。
Home room
ホームルーム
ホームルーム活動においては、自己を見つめ他者を理解することを重視しています。中学1年生と2年生では、アサーショントレーニングによって、多様な価値観の中で互いを尊重しながら率直に自己表現する力を養います
Program
国際理解プログラム
欧米圏だけでなくアジアにも目を向け、様々なプ ログラムを用意しています。自ら選んで参加するもので、希望者多数の場合は選考があります。
Program
Traveling
渡航プログラム
Domestic
国内プログラム
Online
オンラインプログラム


渡航プログラム
現地派遣
Choate Rosemary Hall Summer Program
チョート校サマースクール
対象高1、高2
期間7月中 2週間
大統領などの著名人を多く輩出するアメリカ合衆国屈指の名門高校Choate Rosemary HallのSummer Program。TOEFLiBTⓇの規定以上のスコア、自己推薦書、教員からの推薦書が必要です。
アメリカ合衆国内だけでなく世界中から集まってくる留学生たちとともに学寮の2人部屋に滞在しながらChoate校の授業に2週間参加します。例えばアカデミック・ライティングクラスでは、正式な論文の書き方を学び、ソーシャル・ジャスティス(社会公平を考える授業)ではフィールドワークに赴き、実際に社会問題を取り扱っている団体を本文したり、路上生活経験者の体験談を聞いたりします。クリエイティブ・ライティングクラスでは、文学作品制作に挑戦します。平日午後のクラブ活動は美術やオーケストラ、ダンス、陸上など自分で選んだ活動にチョート生や留学生と参加し、週末は周辺の娯楽施設などにクラスメイトとともに出かけるなど、アメリカの高校生活を体験できるプログラムです。


現地派遣・オンライン
Hana Academy Seoul International Symposium
ハナ高校国際シンポジウム
対象高1、高2
期間5月~ 6月にリサーチ。5月~7月の日曜日に、国内参加校とのセッションやリハーサルなどが3~5日程度あり。7月に韓国ソウルのハナ高校で行われるシンポジウムに出席。
韓国のハナ高校が主催する国際シンポジウムに参加します。2020年~2023年はオンラインで実施されました。2024・2025年度は韓国で対面の開催となりました。毎年、設定されるテーマに対し、3人1チームでリサーチをし、問題解決のための取り組みを提案していきます。例年、香港、タイ、ブルガリアなどの生徒が参加して、熱い議論を交わしあいます。シンポジウム本番では、ハナ高校の生徒たちがファシリテーターを務めてくれます。日本国内参加校との練習会では、OBやOGも協力してくれます。現地で開催する場合は、1週間程度、韓国に滞在。シンポジウム開催期間中は、基本的にハナ高校の寮に滞在します。ホストシスターがついてくれて、深い交流ができます。


現地派遣
Cheltenham Ladies' College Summer course
チェルトナム・レディース・カレッジ・サマーコース
対象中3、高1
期間8月上旬~中旬(2週間程度)
女子教育のリーダー的存在であるイギリス名門女子中高一貫校Cheltenham Ladies’ Collegeで開かれる約2週間の英語研修。学校は風光明媚なコッツウォルズ地方にあります。生徒たちはハウス(学寮)に滞在しながら、午前中はイギリス英語や文化・歴史を学校で学び、午後はオックスフォードなどの近隣の都市へ赴いたり、イギリス特有のスポーツに挑戦したりします。
この研修の特徴は、イギリス人をはじめ多国籍で構成される面倒見の良い女性アシスタントたちが生徒たちと寝食を共にし、イギリスの習慣や食文化、イギリス人気質などを教えてくれること。ハウスの団らん室では、アシスタントたちと歓談したり文化交流会を開いたりしながら国際感覚を養っていきます。
イギリスに住んでいるような感覚で、頼れるアシスタントや優しいイギリス人の先生方に囲まれながら無理なく海外生活になじみ、みんなで助け合いながら基本的な英語を身につけていく研修です。


現地派遣
New York Leadership Program
ニューヨーク・リーダーシップ研修
対象高1、高2
期間7月下旬(9日間程度)
世界中から学生・研究者が集まるアメリカ名門大学に滞在し、現地学生や非英語圏の中高生と交流を深めながら、世界に目を向け視野を広げるためのリーダーを育てる研修。主体性・探究力・対話力が求められます。過去にはYale大学、2023・2024年度はFordham大学で実施。
2025年度はColombia大学の寮に滞在し、Colombia大学・Bernard Collegeの教室で授業を受けました。午前はレベル別の英語クラスに参加し、非英語圏の様々な国籍の留学生と共に学び交流しました。午後は主にエクスカーション(遠足)に出かけ、ニューヨーク市内観光や自由の女神、メトロポリタン美術館などを見学しました。国連本部(United Nations)にも訪問し、国連で働く女性からお話をうかがいました。一日は現地の公立校を訪問し、日本語を学ぶアメリカの高校生と交流しました。夜は鷗友学園のための特別授業「Evening Session」があり、現地の大学院生や社会人がファシリテーターとなって、自分の生き方や進路について深く考えるディスカッションを行います。


Build Your Own Dreams in Bali
【新規】バリ島サスティナブル研修
対象高2・高3
期間春休み
2026年度新規プログラム。東南アジアのバリ島で自分の可能性を発見し、世界と繋がるプログラムです。
バリ島の美しい自然と人々との出会いを通して、他者への思いやり、他者を愛する心を育みます。未知の領域に一歩を踏み出し、自分たちの考えたことを試行する中で、バリ島の人々や自然にどんな影響を与えるのかを体験し、世界と自分との新しい接点を見つけることができます。
このプログラムの目指すゴールは、①探究心から始まるレジリエンス、②行動から学ぶこと、③この活動を帰国後の学びや行動に活かすことの3つです。




国内プログラム
対面(校内で実施)
Global Studies Program
グローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)
対象中3~高2
期間夏休み中の5日間
プログラムを通じて自らの個性と才能に気づき、グローバルな課題に向き合い、リーダーとしてのアクションを起こすことを学びます。5コマ×5日間、英語のみの授業。
全体を統括するネイティブスピーカーの講師のもと、世界各国の留学生(または海外名門大学から招聘した学生)がファシリテーターとなり、グループワーク(鷗友生5~6名)を行います。ディスカッションとプレゼンテーションが多く取り入れられ、国内にいながら英語漬けの環境で学べるプログラムです。海外から招聘した学生のホームステイの募集もあります。2024年度・2025年度は7月下旬に実施。2026年度も夏休み中に実施の予定。


対面(校内で実施)
Global Studies Program Foundation
グローバル・スタディーズ・ファウンデーション・プログラム(GSFP)
対象中学生(主に中1・中2)
期間夏休み・冬休み各2日間(6コマ×2日)
2024年度冬開講の新プログラム。GSPの基礎版です。英語を学びはじめた中学生が、より積極的に英語を話せるようになるための2日間のプログラム。英語力は問いません。この講座をきっかけにして、広い世界に興味を持ち、英語学習へのモチベーションにしてほしいと思います。鷗友学園校内で実施します。2024年度は中学生約100名が参加しました。
6~7人のグループに1人日本国内に留学している様々な国の学生、または海外大学から招聘した学生がつき、ワークショップを中心に、2日間オールイングリッシュで授業を行います。日々の英語の授業のアウトプットとして、また世界各国の文化や考え方を知ることもできます。
2025年度冬は、12月25日(木)26日(金)実施、現在参加者を募集中です。2026年度から、夏と冬の年間2回開催となる予定です。


対面(校内で実施)
TOEFLⓇ初級講座・IELTS初級講座
対象中3~高2
期間通年実施(放課後)
TOEFLⓇとIELTSは、世界中で行われている英語運用能力を測定する試験です。将来、海外の大学への進学や留学、海外せの就職を考えている人はもちろんのこと、日本国内でも入学試験で利用される大学が増えています。
TOEFLⓇとIELTSのスピーキング試験・ライティング試験では、講義の内容を要約したり他人の意見を踏まえて自分の意見を表したりする問題が出題されます。これらの練習のため、両講座ではハークネステーブルを講師と生徒が囲み、全員が座って議論方式で授業をすすめ、英語力だけでなく思考力や発言力も養っていきます。
鷗友学園はTOEFLⓇテスト日本事務局で、ETS JapanからTOEFLⓇ積極活用校として認められ、ETS Japanと協力体制にあります。今後も講座の拡充が見込まれています。




オンラインプログラム
オンライン
Across the Uni-verse
アクロス・ザ・ユニバース
対象中2~高2
期間10月下旬より7週間(鷗友学園の学校行事に合わせて実施)
将来、留学や海外渡航プログラムに参加したい人に向けた準備講座。オンラインの自主学習ツールを用いて、7週間日々自習しながら英語で学ぶ姿勢を養います。英語圏だけでなく、世界各国の話し手による英語に触れることができます。アウトプットの場として、4回のオンラインでのグループワークショップが用意されており、最終プレゼンテーションでは、英語で鷗友学園を紹介する動画を作成します。定期考査や修学旅行などを避けて、鷗友生に合わせた日程が組まれており、英語に自信のない人は日本語の解説動画もあるので、国際理解教育プログラム初心者におすすめのプログラムです。


オンライン
Double Helix Online
ダブルヒーリックス・オンライン
対象中3~高2
期間12月~3月 ※考査期間中を除く
オクスフォード・ ケンブリッジなどの大学で研究されているトップクラスの教授陣によるオンライン・プログラム。課題をオンラインで提出、週末に教授とZoomで議論し合うことが出来ます。医療をテーマにした教授陣によるプログラムだけでなく、普段考えていることをアウトプットしていく自己振り返りの時間(日本語版・英語版それぞれあり)も毎年好評です。オリエンテーションや途中に対面セッションを予定しており、他校の生徒からも刺激を受けられます。


Target students
対象学生の表
① 渡航プログラム
② 国内プログラム
③ オンラインプログラム
Interview
国際理解プログラム参加者にインタビュー
Double Helix
参加しようと思ったきっかけは?
国際部から医学部進学を志す人向けと紹介があり、説明会に参加しました。講師の先生方の経歴など、ひかれる部分が多く、参加を即決しました。
そのプログラムではどのようなことをしましたか?
医療倫理・免疫学・医療格差の3つのテーマから 1 つを選び、世界の医療の現状と、医療現場で必要なチームーワークについての講義が英語で行われました。先生方の経験を踏まえたmotivation curveのプレゼンテーションを聴き、ホームルームでは与えられたテーマについで講義で習ったことを踏まえた発表を計画しぶ最終日に発表を行いました。講義はディスカッションを積極的に行うアクティブラーニング形式で行われ、先生方とのコミュニケーションはもちろん、生徒間の会話も英語で行われました。
プログラムを通して感じたことは?
多言語での会話や学びにおいては、臆さないことがもっとも重要であると痛感しました。特に私たち鵬友生はAll Englishの授業などで、speakingやreadingに関してハイレベルなプログラムに通用する力を持っていると思います。参加して吸収できる人との違いはどれだけ臆せず英語を話せるかではないでしょうか。




Choate Summer Programs
参加しようと思ったきっかけは?
海外で周りの人に日本語が伝わらないという状況の中、襲ってくるであろう様々な困難を乗り越えることによって、それに立ち向かうメンタルを鍛えられたらいいなと思い、参加しました。
そのプログラムではどのようなことをしましたか?
海洋学コースを選択しました。2週間のうち3回フィールドワークの授業があり、水族館に行ったり、教室の外で体を動かしながら学んだり解剖実験をするなど、かなりアクティブな授業でした。毎日宿題があり、毎日、前日の授業の復習テストがあったので、それらの勉強をするのが大変でした。最終課題であった2週間の授業の総まとめ動画を作る課題はかなり苦労しましたが、自分の納得のいく動画を作ることができ達成感を感じました。
プログラムを通して感じたことは?
渡航前の書類の準備や、アプリケーションフォームの入力、授業の宿題やテストがかなり大変で挫けそうにな ったこともありましたが、最後までやり遂げられたことで精神力が鍛えられたと思います。そして、もっと英語力を高めたいというやる気にも繋がりました。



