受験生向けトピックス

【鷗友徒然草】本校の生徒が中検スピーチコンテストで高校生特別賞を受賞しました

DATE : 2025/11/20

本校の高校1年生が日本中国語検定協会主催の中検スピーチコンテストのスピーチ部門で高校生特別賞を受賞しました。本人に話を聞きました。

「中国語は中学2年生から習い始めました。最初のきっかけは、英語へのモチベーションが下がってしまい、新しい言語を学びたいと思ったことです。街中でも英語の次に中国語の看板を見かけるので、英語も中国語も分かれば世界の大半の人と会話できるのではないかと思って中国語を選びました」
「週に1回、対面で授業を受けています。最初はすべてが新鮮で、先生ができるようになったことを何でも褒めてくれたので楽しかったのですが、学ぶうちに段々と発音の難しさを実感するようになりました。文法は英語と一緒で学びやすいし、単語も漢字が分かるので意味が類推しやすいのですが、声調や舌の巻き方にはいつも苦戦しています。発声するときの速さが早くなるほど舌が回らなくなるので流ちょうに話すのはとても大変です」
「スピーチコンテストに出たのは先生に薦められたからです。コンテストには暗誦部門とスピーチ部門と通訳部門がありましたが、参加条件に合うスピーチ部門に出ることにしました。スピーチ部門にはテーマが3つありましたが、その中から「私と中国語」を選びました。中学生だった私がどうして急に中国語を始めたのか、など伝えられることが多そうだと思ったからです」
「原稿は最初日本語で書いて、そのあと自力で中国語に直し、先生に添削していただきました。先生は自然な中国語になるように、文の繋がりなどを、自分の伝えたいことも汲んで直してくださいました。そして発音の指導をうけました」
「スピーチの内容は、中国とは特に縁のない生活をしてきたのになぜ中国語を学び始めたのか、どのように練習しているのか、今後の目標は、といったものです。私は中国語を通して、クラスの中国語を話せる友人と仲を深めたり、新たに文化を知ったりなど視野を広げることができました。このような経験を伝えることで、中国語を学ぶ人が増えたらいいな、という思いをスピーチに込めました」
「発音に苦戦しましたが、一次審査を通ったときはとても嬉しかったです。先生もとても喜んでくれました。二次審査はスピーチを覚えなければならないうえ質疑応答対策も必要で、大変でした。ただ、大勢の前で中国語を話すというのはなかなかない機会なのでがんばりたい、と思い、毎日練習しました。よく覚えているのが、本番で大きな声が出せるように、家でドライヤーをしながらドライヤーの音に負けないくらいの大声で唱えるという練習方法です」
「コンテストの当日は5名の中国語のプロの審査員の前でスピーチをしました。自分の出番の前にスピーチをした人たちが何を言ったか忘れるくらい緊張しましたが、スピーチを始めると、観客席の先生がうなずいてくれたり、聴衆の皆さんが反応してくれたりして落ち着くことができました。母や教室の先生も聞きに来てくれたので心強かったです。ただ、ほかのコンテスト参加者がとても上手で、自分ももう少しゆっくり話せば良かったな、とか、ジェスチャーをもっと入れたら良かったな、など反省もたくさんありました。そのため高校生優秀賞で名前を呼ばれたときはとても嬉しかったです。副賞で中国の大学のオープンキャンパスに来夏参加できることになったのでとても楽しみにしています。オープンキャンパスだけでなく地域の最新技術も体験できるみたいです!」
「スピーチコンテストは来年も出ようと思っています。今後はそれに向けてモチベーションを高め中国語力を磨いていきたいです。また、私の通っている中国語教室では、月餅づくりなどの交流会も開催しているので、そのようなイベントを通じて中国の文化に対する理解も深めていきたいです」
「中国語は大学で勉強したいとかではないけれど、せっかく学んでいるのだから人生に役立てていきたいです。新しい言語を学ぶことは自分の中で自信になるし、武器にもなるので、色々な言語に挑戦する人が増えたらいいな、と思います」

 

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